わたくし、政略結婚いたします!?


寄宿学校って…。


でもメグとウィルって結構歳離れてるわよね?


それに、そういう学校って貴族やお金持ちの子息や令嬢が行くのが普通だし。


しかも、男女が一緒の学校ってなかなか無いと思うんだけど……。



「……少しだけ、私の話をしてもいいですか?」


どこか諦めたように笑って、メグは私を見つめた。


なんだかいつもより大人びた表情のメグに言葉が出ず、私は頷く。



「……なんてことはないんですよ。私も、アリア様と同じだったんです」


「……同じ?」


はい、とメグは頷く。



「私の実家も、爵位があったんです」


「え」


「あ、でも今は普通に中流階級です。……私が10歳を数える前に、爵位は取り上げられてしまいましたから」


「取り上げられ…!?」


私の国では、一度家に爵位が与えられれば滅多ことがない限りそれを失うなんてありえない。


……滅多なことがない限り。



国に対する、反逆を疑われた者や殺人といった罪に問われない限り──。

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