わたくし、政略結婚いたします!?
「大好きだったんです。……きっと、初恋だった。幼くて拙い想いだけど、でも、私にとっては大事な恋だった」
「メグ……」
「かわいさ余って憎さ100倍って言うじゃないですか。……多分、それなんです」
可愛いかどうかは微妙ですけどね!
なんて無理に明るく言ったメグを。
「……!」
私は、気付いたら抱きしめていた。
「……ありがとう、話してくれて」
「アリア様……」
身体を離して、私は精一杯、微笑んだ。
「メグ、私、思うの。……ウィルってきっと、レナルドのことが大好きなのよ」
「え……?」
急に何を言い出すんだろう、という顔で私を見るメグ。
それはそうか。
「大好きで、だけど父親に選ばれたのはレナルドで。
きっとずっと劣等感を持ってたんじゃないかしら。
好きとは裏腹な気持ちをずっと抱えて生きてきたから、性格がちょっとひん曲がっちゃったのよ、きっと」