わたくし、政略結婚いたします!?
「そんなことより、今日は怪しまれるなよ。お前はとにかく俺の隣で笑っていればいい」
そう言って、レナルドは私の手を掴むと自分の腕に絡ませた。
パーティー会場に入って行くと、多くの煌びやかな人々に溢れていた。
煌びやかなのはもちろん人だけではない。
高い天井から吊るされたシャンデリアのあまりの輝きに唖然とした。
壁自体も特殊な細工がしてあるのかキラキラと細かく光っている。
……宝石でも埋め込まれているのかしら。
「レナルド!?珍しいな、こんな所で会うなんて」
「ああ、そうだな」
会場に入ったとたん、声をかけられる。
レナルドを名前で呼んでいるし、歳も若い。
きっと親しい間柄なのだろう。