わたくし、政略結婚いたします!?
「うふふ。旦那様、可愛らしいですよねぇ」
「可愛い?どこが」
メグの言っている意味も分からず、私は首を傾げるしかなかった。
「とにかく調理場へご案内します。簡単に着替えましょうか」
「え?えぇ……」
レナルドのことは、どうやら私よりずっと分かっているらしいメグ。
私には、傲慢で意地の悪い男にしか見えないけど、メグには可愛く見えるらしい。
いつか私にもアイツが可愛く見えてくる日がくるんだろうか……。
……想像できないけど。
それから、着替えを終えてメグと一緒に厨房に入ると、なぜかエディが迎え入れてくれた。
「お待ちしてましたよ」
「どうしてエディがいるの?」
訊ねると、エディは一瞬驚いたようだったけれど、やがて合点がいったように頷いた。