注文の出来ない喫茶店【短編】
「君は何をしているんだい?
いや、答えたくなければいいのだが…」
「俺?俺も、喫茶店のオーナーになりてぇんだよ。でさ、来てくれる客にさ、ほっとしてもらえるような店にしたいんだ。だから、その為に今、全国の店をまわってんだ。こう見えても俺さ、少し前まで商社でバリバリに働いてたんだ」
「何故、止めた?」
私は若者に興味を持った
「ああ、毎日毎日、忙しい日々を繰返し送ってて、ある日さ、ふと旨い珈琲を飲みながら人生送りてぇって思ったんだよ」
私は少し驚いたが
直ぐに声を上げて笑い出した
この若者と自分は同じことを考えているのかと思うと、おかしくてたまらなかった
私の笑い声は無視して若者は話を続けた
「俺さ、色んな所まわってるうちに気づいたんだよ。喫茶店てさ、ただ、注文されたものを出してりゃいいってわけじゃないんだなって」
「どういう事だ?」
私は自分の息子でもおかしくないくらい歳の離れた若者の話に耳を傾ける
いや、答えたくなければいいのだが…」
「俺?俺も、喫茶店のオーナーになりてぇんだよ。でさ、来てくれる客にさ、ほっとしてもらえるような店にしたいんだ。だから、その為に今、全国の店をまわってんだ。こう見えても俺さ、少し前まで商社でバリバリに働いてたんだ」
「何故、止めた?」
私は若者に興味を持った
「ああ、毎日毎日、忙しい日々を繰返し送ってて、ある日さ、ふと旨い珈琲を飲みながら人生送りてぇって思ったんだよ」
私は少し驚いたが
直ぐに声を上げて笑い出した
この若者と自分は同じことを考えているのかと思うと、おかしくてたまらなかった
私の笑い声は無視して若者は話を続けた
「俺さ、色んな所まわってるうちに気づいたんだよ。喫茶店てさ、ただ、注文されたものを出してりゃいいってわけじゃないんだなって」
「どういう事だ?」
私は自分の息子でもおかしくないくらい歳の離れた若者の話に耳を傾ける