海賊王子ヒースコート

「もちろん、覚悟はできてるよな?俺の戦利品を盗もうとしたんだ。鼻と耳削ぎ落として、無人島に置き去りにしてやるよ」


仲間に対する盗みは厳禁。

もし盗みが見つかれば、ヒースコートが言った通りの罰が下される。


「ひっ!?ひぃ!!そ、それだけはぁ!!」


脂汗を額に滲ませる男達。


緊迫したこの場面に、突如のんびりした声が響いた。


「な~ヒースコート、今いいかっ…て、あれ?どうした?なんか揉めてんのか?」


開けっ放しだったドアからひょっこりと顔を覗かせた、頬に傷を持つ男レイバン。


「か、甲板長!!助けてぇ~!!」


甲板長と呼ばれたレイバンは「何だ何だ?」と目を丸くした。


< 93 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop