【BL】腐男子な俺の恋フラグ


「なんか会長最近冷たい!」



「………」





――――こうして俺が冷たくあしらうとほら。





「…俺の事、嫌いになった…?」





こうして本当に悲しそうな顔をするから今まで我慢してきた。

だけど、俺はもう、限界だった。



すっと流れるように槙の顔に手を伸ばし、顔をグッと引き寄せる。





「会、長……?」






俺は槙にキスをした。

槙は驚いたように目を見開いて固まっている。



あー…とうとうやってしまったか。





「俺は槙が好きだ」




「!!」





もう、言葉が止まらなかった。
< 352 / 429 >

この作品をシェア

pagetop