イケメン女子の学園生活1【完】


『………先行くかな、クソ』


時間はまだあるがのんびり予定のオレにはギリギリでホテルに着くなんて嫌でしかたない



……行こ



オレがそう思ったのは10時半
1時間半も待っただけ偉い
うん、偉い



買った切符を持ち改札を通り電車に乗る
見たことある人がいるから東高生もいるなと思う

オリエンテーションなんだから制服じゃないの?ってつっこみはもうオレがしたからしないように


あ、席空いてる



案の定混雑していた車内だけど空いてる席を見つける



『スミマセン、隣良いですか?』



東高生っぽいけど先輩かもしれないので敬語

なんで先輩も…?
なんて、
聞かないよね

聞くだけ野暮
つっこむだけ野暮


自由な学校なのさ


「あぁ、どうぞ。…一年生かな?」

『あ、ハイ』


やっぱり先輩か
おとなげな雰囲気からなんとなく分かりましたよ

……

イケメンさんだ

この学校イケメン多くね?
取り敢えずオレの回りはイケメンだし
お世話とかなしに
マジで



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