叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



胸がズキズキして、すごく痛い。


それに追い打ちをかけるように冷たい風が俺の身体を冷んやりとさせた。


……あんなに追い詰められていた彼女を見たのは初めてだった。


あんなに泣くほど、優しい彼女がトゲのある言葉を使いたくなるほど、


俺は嫌われていたんだ……。


俺が話しかけていたことも、本当に嫌だったんだ。


迷惑だったんだな。


でも、俺は……

優花ちゃんが大好きだ。


すごく好きだ。


諦めるなんて、できない。


この膨らみすぎた気持ちは……いったいどこへ持って行けばいいんだろう。


寒空の下で俺は静かに泣いた。


頬に伝う涙は彼女への想いの証。


はじめての本気の恋に、どうしたらいいのかわからない。


こんなに好きなのに、伝わんねぇ。


もどかしくて、切ない。


こんな痛い恋は、はじめてだ……。



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