叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
本当は聞きたくないけど、聞かなくちゃ。
俺……ずっと迷ってた。
ずっと怖かった。
俺の気持ちが重すぎて、相沢にとって重荷になってはいないか。
『……っ……』
そして、相沢が、ゆっくりと、うなずいた。
ズンと重くなる心の中。
ショックだけど仕方ないなって思った。
自分でも思うぐらいなんだから。
迷惑だって、うざいって、
思われてもしょうがねぇーよな。
「……そっ……かぁ……」
情けなく、声が震える。
仕方ないと思ってもやはり好きな女の子からの拒絶は痛くて。ショックだ。
「なんかゴメンなっ?…相沢の気持ちに全然気づかなくて……気ぃ、使わせてなよな……」
笑え。笑え。
不安にさせるな。
俺が悲しそうな顔をすれば、また相沢を追いつめる。