叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
クスクス笑う仁と優花ちゃんとおばさんに俺まで赤面する。
そんなに笑うことかよ……!
「……俺たちは友達だよ」
俺の言葉に相沢が「ふぅん」とそっけない態度。
また出会った頃のように距離ができたな。
0からのスタートか。
……相沢が俺を好きだったということは伏せておく。
証拠があの手紙しかないから。
あの手紙を見たら相沢はすべてを知ってしまう。
相沢を傷つけてまで、俺は相沢の心は欲しくない。