叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。


クスクス笑う仁と優花ちゃんとおばさんに俺まで赤面する。


そんなに笑うことかよ……!



「……俺たちは友達だよ」



俺の言葉に相沢が「ふぅん」とそっけない態度。


また出会った頃のように距離ができたな。

0からのスタートか。


……相沢が俺を好きだったということは伏せておく。


証拠があの手紙しかないから。

あの手紙を見たら相沢はすべてを知ってしまう。


相沢を傷つけてまで、俺は相沢の心は欲しくない。


< 271 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop