叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。
酷いことを言って優花ちゃんを傷つけてしまった相沢。
迷って迷いながら間違った約束をしてしまった仁。
悲しみに目が眩んで、幸せを壊そうとした優花ちゃん。
……そして俺。
相沢を守れているつもりで、わかってやれているつもりで、全然ダメで。
相沢に死を選ばせてしまった俺。
誰かを100パーセントわかってあげることなんて不可能なのに、それを望んでしまった。
想いを聞いて、想いを伝えて。
ちゃんと心を通わせて行かなきゃダメだったのに。
みんな間違えて、間違いを受け入れて、そして考えて改善していく。
そうやっていくしか俺たちは正しいことを行うことができない。
そして大人になった時に、
あれは若いからこその考えだったと反省するんだ。
……今だって間違えてるかもしれない。
だけど今は信じるんだ、自分を。
信じるしかないんだ。
答えは、未来にしかない。
大切な存在を本当の意味で守るため。
大切に想う心を、尊重するために。
今選ぶ"正解"を、信じるんだ。