恋の扉をこじあけろ
「食べます、食べます!」
実は緊張して、あんまりお腹がすいていなかったせいで食べるのを忘れていた。
先生がわたしの隣に座っていて、一緒に食事をしているなんて!
…それにシャンパン美味しいし。
急いで料理を取って食べると、的井先生が横からわたしをじっと見ていることに気づいた。
じんわりと顔が赤くなるのがわかる。
な、なんでこっち見てるの?
「どうしたんですか…?」
わたしの顔に何かついてる?
心配になって尋ねると、先生はいたって真剣な面持ちで答えてくれた。
「いや、見張ってる」
その言葉に、わけがわからず一瞬固まったけど、すぐに白玉事件を思い出した。
「もう学習しましたから、大丈夫です!」
むうっとしながらレタスを口に入れると、的井先生はくすくす笑った。