恋の扉をこじあけろ


「琴乃ー、昨日は楽しかったね!」


冬実がにやにやしながら、オムライスを持ってきたわたしに向かってスプーンを振った。


昨日って…


「ク、クリスマスパーティー?」


「そうに決まってるじゃん。他に何かある?」


不思議そうに首を傾げる冬実に、ほっとすると同時に顔が熱くなる。


よかった、わたしの変な夢じゃなかった。


でも、


ということはあれは本当に起きたことで。



現実で…!



「あの、わたし、どうやって帰ってきたか覚えてないんだけど」


スプーンを握りしめておそるおそる聞くと、冬実は口をもぐもぐさせて手で隠しながらのんびりと答えをくれた。


「ああ、琴乃寝てたもん。何しても起きないから、的井先生に琴乃の家まで運んでもらった」

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