森の人
町外れの小さなビデオショップ。
店内は、成人男性向けの商品が揃っている。
オタク風の怪しい男が、数本のビデオを手に取り、何度も見比べている。
かと思えば、ごくごく普通のモテてそうな男が、躊躇することなくビデオを手に取り、レジに持って行っている。
そんな店内の一番奥。
一際怪しい雰囲気を醸し出しているコーナーに、挙動不審な男がいた。
彼は、やたら周りを見回し、そのコーナーの棚にあるビデオのパッケージを眺めている。
「いらっしゃいませ」
店員の声と、店に入ってきた客に反応するその男。
一度その場を離れ、人がそのコーナーの近くに来ないことを確認すると、再びそのコーナーの所でビデオのパッケージを眺め始めた。
「ありがとうございました」
オタク風の男がようやくビデオを決めたらしく、購入したビデオを隠すように胸に抱え、店を出ていった。
その隙に挙動不審な男は、素早く一本のビデオを手に取り、レジに向かった。
「8000円になります」
ビデオを手に取りレジを打つ店員。
そのビデオのパッケージを見て、一瞬手が止まった。
そして、その挙動不審な男の顔を見る。
「…」
目を反らすその男。
お金を払い、購入したビデオが入った袋を持つと、足早に店を出た。
店内は、成人男性向けの商品が揃っている。
オタク風の怪しい男が、数本のビデオを手に取り、何度も見比べている。
かと思えば、ごくごく普通のモテてそうな男が、躊躇することなくビデオを手に取り、レジに持って行っている。
そんな店内の一番奥。
一際怪しい雰囲気を醸し出しているコーナーに、挙動不審な男がいた。
彼は、やたら周りを見回し、そのコーナーの棚にあるビデオのパッケージを眺めている。
「いらっしゃいませ」
店員の声と、店に入ってきた客に反応するその男。
一度その場を離れ、人がそのコーナーの近くに来ないことを確認すると、再びそのコーナーの所でビデオのパッケージを眺め始めた。
「ありがとうございました」
オタク風の男がようやくビデオを決めたらしく、購入したビデオを隠すように胸に抱え、店を出ていった。
その隙に挙動不審な男は、素早く一本のビデオを手に取り、レジに向かった。
「8000円になります」
ビデオを手に取りレジを打つ店員。
そのビデオのパッケージを見て、一瞬手が止まった。
そして、その挙動不審な男の顔を見る。
「…」
目を反らすその男。
お金を払い、購入したビデオが入った袋を持つと、足早に店を出た。