ひとつ、ベッドの中
ガチャン!

何かが割れた。





―――聞きたくない。




あたしは耳を塞いだ。





……凌ちゃん。


こんな日は、凌ちゃんなしじゃいられない。


拒絶されるかもしれないけど。


あたしの足は、自然と今日も凌ちゃんの家に向かっていた。

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