ひとつ、ベッドの中

激しく動いていた背中を思い出す。



あんなの、凌ちゃんじゃない。



あたしの知ってる凌ちゃんの声じゃない。






あたしの知ってる凌ちゃんはもういない。





あたしの居場所は。


もうどこにもない。



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