ひとつ、ベッドの中
『宏太と付き合えよ』


そう言った凌ちゃんの意図がようやく理解できた。


遠まわしにあたしを引き離すために。



結局あたしはお荷物で。

邪魔で。


こんなあたしから早く解放されたかったんだね。


気づかなくてごめんね。



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