ひとつ、ベッドの中
凌ちゃんじゃない胸の中。


凌ちゃんとは違う。



「俺のこと、利用していいよ」



けどあったかくて。



「俺にしろよ」



凌ちゃんが今でも好きなのに。



「俺が忘れさせてやる」



凌ちゃんの願いなら………






「……あたしなんかで……いいの……?」







あたしは、最低だ――……




< 137 / 423 >

この作品をシェア

pagetop