ひとつ、ベッドの中

皮肉な運命

数日後。自宅前。


あたしは凌ちゃんに報告した。


「阿部君と付き合うことになったの」

「えっ…」


どうしてそんなにビックリした顔するの?

凌ちゃんが望んだんだから、もっと嬉しそうにしてよ。


笑ってよ……。



そんな顔を見たくなくて、あたしは一人歩き出す。


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