ひとつ、ベッドの中
……一緒のベッドで朝を迎えた…って?


凌ちゃんは、彼女さんにあたしとのことを隠さず伝えていると言った。


そしてこんなにフレンドリーに接してくる香澄さんに、どれだけ心が広いのか、いや鈍いのかとかさえ思う。


それとも、彼女の余裕……?




「そ、そうですか……」


それが社交辞令だとしても、あたしはそんなに器用にふるまえる育ち方をしてない。


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