ひとつ、ベッドの中
「そっか。スッキリしたからいいや」


やっぱり宏太君は笑っていた。


「でさ……河村……どうしたんだ?」


一転。

前に殴ろうとした相手とは思えない程悲痛な声で。


宏太君も、今の凌ちゃんの変わりように驚いているようだった。




クラスでも仲が良かった。

相当心配してくれていたんだろう。


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