ひとつ、ベッドの中
「バカだから俺、聞くけど」

「……」

「今でも河村が好きか……?」



いつも真っ直ぐに向かってきてくれた宏太君だから。


凌ちゃんが好きでも、受け入れてくれた宏太君だから……



「ごめんなさい……」


答えになっているか分からないけど、そう言って頭を下げた。

< 265 / 423 >

この作品をシェア

pagetop