ひとつ、ベッドの中
だけど。


「関係なくないもん!」


腕を掴んでゆく手を阻んだ。



あたしを女として見てくれていたという、凌ちゃんの言葉を信じたい。


その言葉の奥に隠された、凌ちゃんの本当の気持ちが知りたい。


あたしが凌ちゃんの力になってあげたい。


誰かの胸が必要なら、今度はあたしが抱きしめてあげたい。


< 276 / 423 >

この作品をシェア

pagetop