ひとつ、ベッドの中
あたしのトラウマ。


あたしが怯えて、今でも恐怖に感じる赤色灯。



あれは……うちじゃなくて…




あたしは、


あたしはとんでもない記憶違いをしていたの――…?





「うわああああああああーーーーーーっ………!!!!!」







「詩織ぃっ……!」



遠くなる意識の中で、最後にお母さんの声が聞こえた気がした。




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