ひとつ、ベッドの中
―――…


「気が付いた?」


目を開けると、お母さんがいた。


どうやらあたしはあのまま倒れてしまったみたい。


ソファーに寝かされ、体には毛布が掛けられていた。



「ごめんなさいね。今更こんなことになって…」


伏し目がちに謝るお母さん。


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