ひとつ、ベッドの中
『詩織には関係ない』



時折見せる、陰の部分。


煙草を吸って、沈める苛立ち。


凌ちゃんは、誰にも頼らず、ずっと一人で心の傷と戦ってきたのかもしれない。




凌ちゃん……

凌ちゃん……



話してほしかった。


“一緒なんだよ”って。


< 302 / 423 >

この作品をシェア

pagetop