ひとつ、ベッドの中
「あたしなんかには……ないよね……」


つくづく、自分の無力さを思い知らされる。

時が経ったって、それは変わらない。


あたしは結局……





「…………あるよ」



――と、そのとき。



「…――抱き締めてほしい…」


振り絞るように言う、凌ちゃんの声を聞いた。



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