ひとつ、ベッドの中
「離したことを後悔した。全てを壊しても、詩織を手に入れたかった」


頬に手が触れて。

涙の跡に、キスを落としていく。


やがて、自然な流れで唇にたどり着いて


「凌ちゃ……」


隙間もないほどに密着しあう二つの温かいもの。




頭の中が真っ白になって。


何も考えられなくなる。




――凌ちゃん以外。

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