ひとつ、ベッドの中
凌ちゃんだから……


こうなることをずっと夢に見ていた。

凌ちゃんに抱かれること……



灯りを一つ落として。

一糸纏わぬ姿になった、凌ちゃんとあたし。


ずっと、ずっと、触れて欲しかったあたしの素肌。


何も隔たりのない二つの体が、初めて交わる。



綺麗な指が、あたしの体を滑って。


「詩織が可愛すぎて、どうにかなりそう」


言われたことのない、赤面必至の言葉を口にしながら、時間をかけて、丁寧に愛される。


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