ひとつ、ベッドの中
「自分の道は、自分で決めなさい。あなたの縁はあなたのもの。親だからってそれを切ることは出来ないから。お父さんにも話しておくわ」




…………っ。


認めて……くれるの……?



都合のいい夢でも見てるんじゃないかと、逆転した世界に戸惑いを隠せない。



「ありがとうございますっ…」


言葉をなくしたあたしの代わりに、凌ちゃんが丁寧に頭を下げた。


そして、あたしの肩をしっかりと抱いた。






「それから―」


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