ひとつ、ベッドの中
「詩織、いい顔してな」


千紗の言葉は脅しだと分かっているのか聞く耳も持たない宏太君。


躊躇っている場合もなく、自分撮りしようとする宏太君に肩を組まれた。


……まぁ…いっか。


あたしだって、宏太君は初めて付き合った人で事実上ファーストキスの相手。


大切な思い出の締めくくりに、あたしは笑顔でそのファインダーに収まった。

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