ひとつ、ベッドの中
多分、あたしの視線の先を凌ちゃんは知っている。


そんな気がしたから。



「ああ、見てた。すごい仲のいい母娘に見えたよ」



その言葉が、凄く嬉しい。


「凌ちゃんも入ったら良かったのに…」


だけどなんとなく恥ずかしくて、ボソボソっと口にした。


「邪魔出来るわけないだろ?」

< 419 / 423 >

この作品をシェア

pagetop