ひとつ、ベッドの中
「昔は一緒に風呂まで入ってた仲だしな。それはないか」


シャツを着替え終わった凌ちゃんが前を向く。


「そんなの…覚えてないもんっ」


ほんとに凌ちゃんは罪深い。


あたしがどんな想いでいるかなんて知りもしないで。


「たまには一緒に入るか?」

「えっ!?むっ、ムリムリムリムリ―ッ……」


昔一緒に入ってたからって。


今、入れるわけないじゃん……

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