ひとつ、ベッドの中
そんなことを言う凌ちゃんは、バカがつくほど天然だ。


「冗談だって。可愛いな、詩織は」

「……」


凌ちゃんは、たとえ今あたしと一緒にお風呂に入っても何も感じないはず。


凌ちゃんにとって

あたしはそういう存在だから。






ただの、妹。


それとも、幼なじみ?



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