黎明の舞踏会 第1章


恵まれている……私もレットも、ここの人々みんなも。

この国を誉められてると思うと嬉しさ反面、疑問が浮かび上がった。



じゃあ…

誰が恵まれていないの?


この国しか知らない私にとって、他の国は未知の存在でしかなかった。




「そうだわ!うちにね、あなたたちくらいの男の子がいるの。ちょっと人見知りだけど、仲良くしてくれないかしら?」




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