i miss you…。:*
『コーヒー...淹れるね...?』
沈黙に耐えきれずに
無難な理由を付けて立ち上がる
パシッ...
早くこの場から逃げたくて
勢い良く立ち上がった為
急に捕まれた左手にバランスを取られる
気が付けば、想司の腕のなかにいた
頭を撫でるように、想司の胸元に
優しく包み込まれる
とても小さな声で "ごめんな..." と呟く
想司の掠れた声が、微かに震えていた
何にたいしての謝りなのか
心当たりがなくて、返事が出来なかった
その台詞は、私が言うべき言葉で...
想司の言葉は、まるでナイフみたいで
私の心をえぐった......