長い夜の甘い罠【完】


お前が俺に向ける眼差しには、愛情がない所か絶望さえも感じる。

それは仕方のない事だと思う。寧ろ、それを利用して俺はお前に近付いたからな。

お前は知らないだろうがな。

俺は俺なりに考え、行動していた事を。

お前は見事、俺の読みに当てはまってくれた。

このまま行けばお前の心を奪い、身心共に俺のものにする予定だった。

もう少し期間が欲しかったが、そう上手くはいかねぇみたいだ。


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