長い夜の甘い罠【完】
私は女性に頭を下げてから、喫茶店を後にし再度、男の部屋へと向かった。
もし、さっきの女性の言った事が本当なら…正直に答えてくれるわよね?
もし本当だとしたら…私は今まで勘違いして来たって事よね……そんなのってないわ。
今更あんまりよ。
男の部屋に着くと、ドアを開き中へと入る。
静まり返る部屋を思うと、男はまだ寝てるのだろうか?
リビングへと入ると男の姿はなく、ソファーに座り男が起きて来るのを待った。