隣のぼーいふれんどサマ。



雅と一緒に帰る。


いつの間にかそれが、当たり前になっていた。


この前、あたしが雅の家まで忘れ物を届けたとき、こんなにも遠かったんだ・・・と思うくらいにあたしと雅の家の距離は遠い。


それでも文句ひとつ言わずに、いつも家まで送ってくれる。


こういうところは本当に良い奴なんだから・・・。


家に着くと、玄関にキャリーバックを二つ持ち、大きなストローハットをかぶった小さい人が立っていた。


その後ろ姿を見た瞬間に、誰かを悟る。


「・・・聖奈?」


声をかけると聖奈は勢いよく、あたしに抱きついた。


「っカズちゃ~んっ!!!会いたかったよぉ!!!」


「あたしも会いたかった~っ!!元気だった?」


聖奈と感動の再会の抱擁をしていると、聖奈が雅を指差して睨んだ。


その目が「この人、誰?」と語っている。


「この人は、変態でドMなバカのクラスメイトの、菊田 雅。」


「それで、めっちゃくちゃ可愛くて、いい子で、優しい俊哉のいとこの宮谷 聖奈。」


2人はあたしの紹介の後に、お互いをガッツリと睨みつけた。


・・・意外と同じタイプな気が・・・。

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