隣のぼーいふれんどサマ。
「俊哉・・・。」
あたしがぶつかったのは、俊哉だった。
何で俊哉がココにいるのだろう。
だって今日も学校には来てないはずだし。
俊哉は不機嫌そうな顔をして、あたしを見返している。
今、この勢いなら少しだけでも話せるかな・・・?
「あ、あのぉ・・・」
恐る恐る声をかけたとき、どこからかあの聞きたくない、しかし聞き覚えのある声があたしを呼ぶ。
「かーずさぁー!!どこに行ったのー?僕を置いてかないでー!!」
思わず耳を塞ぎたくなる。何処かへ身を隠したくなる。
「かーずーさーぁ!!一緒に帰ろーう!!」
・・・またひとつ、ため息がこぼれた。