幼なじみじゃイヤなんだ。~誓いのキス~
「藍ちゃん…それって!」



桜が姉貴の方を見て、目をキラキラ輝かせているのに気が付いた。




…その尋常じゃない目の輝きは……




恐る恐る振り返ると、姉貴が手に何かを持っていて、桜に見せびらかす様に上に持ち上げていた。






「ふふふっ!気が付いた?これは、売り切れ必死の“cocoa”のホールケーキ試作品で~す!まだ販売前だから、誰も食べたことがないケーキなんだから。3人で食べよ!」






やっぱり甘いものだ…




そう言えば、最近姉貴に、テレビに出るほど有名なケーキ店のオーナーが言い寄って来てるって言って、何度か新作ケーキを持って帰って来て、その度に桜に食べさせてたっけ…






「ヤ、ヤッター!cocoaのケーキ大好き!早く食べよう、流瑠」


「………」






…桜はケーキを見て、さっきのいい雰囲気を完全に忘れたんだ…


まぁ、甘いものに目がない桜の事だから、ありえる…


ありえるけどさ…


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