幼馴染はアイドル!!
自分のバカさ加減に落ち込んでいると、またクマのぬいぐるみが突っ込んできた。

「ぼっふう!?」

今度はグリグリと押されてくる。

「うぐぐぐ!ちょ、ちょっと!」

私がぬいぐるみを押し返すと、そこには健君が。

「あ。健君。」

「あじゃねぇよ。どこほっつき歩いてんだ。」

「そ、それはこっちの台詞だよ!急にいなくなったら、その、困るじゃん!」

「そうかい。」

健君はそういうと、またぬいぐるみを押し付けてきた。

「やるよ。欲しいって言ってたろ。」

「い、言ったけど・・・。」

大きい上に、結構重たい。

しかも前が見えないとまでくる。

すると、先ほどの店員さんが大きな袋を持ってきた。

「すいません。これしかなくって。」

「いえ。ありがとうございます。」

健君は笑顔で受け取っている。

「持ってて欲しいか?」

口の端を若干吊り上げて聞く健君。

「別にいいし。」

素直じゃない私はそのまま前に進むが人にぶつかった。

「うわぁ!」

「え、あ、ごめん!」

一緒についてきてくれた一人がぶつかってしまったらしい。
< 525 / 539 >

この作品をシェア

pagetop