幼馴染はアイドル!!
はい。
逃げます。
私はくるりと後ろを向くと階段へ向かう。
「どうしたの?」
にこりと笑う健君。
うぅ。
こいつ、わかってやってやがる。
ガチャッ
逃げようとする私の腕をつかみ、お盆片手になかに入る。
「なぁ、さっき変な人見たんだけどさ、」
こちらを見ずに言う弟さん。
椅子に座って勉強してらっしゃる。
て、てか、へ、変な人って・・・。
そして、最後まで言い終わらないうちにこちらを見ました。
はい。
目合いました。
ばっと横を向く私。
め、メガネかけてたぁーー!
って、な、なに考えてるんだ!
「んじゃ、俺ご飯作ってくるわ。」
「え、ちょ、」
「実は食った?」
「まだ。」
「じゃ、三人分な。ついでにコロッケも温めてくるよ。」
「え、あ、」
「自己紹介でもしてたら。」
「え、ちょ、健君、え、」
「さっきのやつ、まだ怒ってるから。」
「え?あ、ま、」
それじゃ。といって健君は行ってしまった。