幼馴染はアイドル!!
でも、弟さんがあまり驚いていないのを見て、これが普通なのだろうと思っておくことにした。
「いただきまーす。」
私はおにぎりに手を伸ばす。
と、すんでのところでウェットティッシュを掴まされた。
「手、拭いてな?」
「う、うん。」
私がしっかりと手を拭いていると、隣で弟さんが焼きおにぎりにかぶりついていた。
「うめぇ。」
く、くそ。
唾液があふれでてくるよ。
私は先ほど取りそこなったおにぎりを探すが、
「あれ?」
そこにおにぎりはなかった。
「あー、こっちにおんなじやつあるから。」
どうやら健君が食べてしまったらしい。
私は軽く健君を睨むと、おにぎりに手を伸ばす。
はむっ。
中身はまだわからないが、おにぎりのまわりにほどよく塩がついていて、美味しい。
海苔も直前につけたのか、パリッという音がした。
ご飯もふわふわで、口の中でほろりと崩れる。
「このご飯、今炊いたの?」
「まさか。冷やご飯を温めただけだよ。」
なぜこんなにも美味しいのか、全くわからない。
それに加えてこの綺麗な三角形・・・。
きちんと中心部にある具・・・。
や、やつはおかんだ!
お、おにぎりで負けるなんて、悲しすぎる。
今度教えてもらうことにしよう。