幼馴染はアイドル!!
健君は私の持ってきたコロッケを一口大にお箸で分けているようだ。
「これは千里が作ったの?」
「うん、まぁ、それだけなんだけどね。」
私はそう言いながら漬物をポリポリと食べる。
弟さんは焼きおにぎりだけを食べている。
もう三つ目だ。
「弟さんは他のやつ食べないの?」
「実。それが俺の名前。」
「みのる?」
「果実の実で、実。」
「へー。」
「実も食べたら?結構美味しいぞ。」
「んじゃ貰う。」
しばしの無言。
ものを咀嚼する音だけが聞こえる。
「んで、なんで千里はあいつらと仲良く俺のこと探してたわけ。」
そっちの話に戻るか。
「だって、戻ってきたら健君いなかったんだもん。」
「はぁ?俺ずっと待ってたんだけど。」
「え、嘘でしょ。」
「ずっとそこでとってたのに全然来ないから、しょうがなく大型景品とこ行って、人形とってから探そうと思ってたんだよ。」
どうやら私は戻る場所を間違えてしまっていたらしい。
「・・・すみませんでした。」
「よろしい。」
そんな会話を聞いていた実君が聞いてきた。
「二人って付き合ってんの。」