雨が降る日は誰か死ぬ
目の前で溺れている三人。


――行かなきゃ!


茉鈴はとっさにそう思った。


助けに行かなければ、三人は死んでしまう。



なのに身体が動かないのだ。


なぜなら、三人はただ溺れているのではなく、青紫の身体の少女たちによって、水の中に引きづり込まれているのだから……。


怖くて怖くて、必死で助けを請う由真を、茉鈴は見殺しにしてしまった。

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