雨が降る日は誰か死ぬ
バドミントン部の三年生の、倉田琴美と野田絵梨花は、ちょうど出かけようとして外に出た瞬間に、建物の反対側から悲鳴が上がったから、顔を見合わせて直ぐ、建物の裏に向かって駆け出した。


同じように外にいた、バスケットボール部のキャプテンの加藤聖子とサッカー部の池崎悠美もそれに続く。


四人が裏手に回ったとき、もがいていた三人が水中に消えた。

琴美と聖子は必死で走ると、へたり込んでいる茉鈴を横目に、躊躇することなく用水路に飛び込んだ。

激しく上がる水しぶき。

すぐ後から絵梨花と悠美もそれに続いた。

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