雨が降る日は誰か死ぬ
桃花の知っているラブは、いつだってカッコよくて、みんなを引っ張っていく強い人。


なのに、今そのラブが、脅えて震えているのだ。


絶対に何とかして助けてあげたいと思うけど、でも今は、山本のオバチャンに頼るしかないだろう。


だから今、桃花が出来ることといったら、ラブの不安を取り除いてあげることくらいしかない。


桃花はうずくまって震えているラブを包み込むように抱きしめた。


「桃花……」


涙目で見つめて来るラブが愛しくて仕方ない。


桃花は自然と唇を近づけていった。

そのまま二人の唇が重なる。


差し出した桃花の唇を、ラブはそのまま受け止めてくれた。

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