雨が降る日は誰か死ぬ
「えっ、ちょっとイヤなのかよ?」


突然朋美が、口を手で押さえて泣き出したから、啓太は慌てた。



「違う。イヤなわけないじゃん」



「だったら何で?」



「だって……ずっとだよ」



「え?」



「ずっと好きだったんだから、中二の頃からずっと」


「ぅん。そっか……俺もだ」


啓太に微笑まれて、朋美はさらに泣き出してしまった。
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